茨城大学デジタルコレクション

コレクション:栗橋家文書

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 水戸下町本四町目(現水戸市本町2丁目・柳町2丁目)の町名主栗橋家に伝わる文書。明和8年(1771)から明治14年(1881)まで100点が現存している。平成20年(2008)12月栗橋俊久氏より茨城大学図書館に寄贈された。平成21年(2009)に仮目録が作成されている。
 栗橋家は、岩根村(現水戸市岩根町)栗橋忠左衛門の三男であった初代久左衛門が本四町目の木村伝六の店へ奉公にあがり、 別家井筒屋を興して屋敷持ちとなったのが始まりである。2代目久左衛門のとき、組頭役(文政7年)、名主代(文政13年)、組頭上座(天保2年)、名主(天保6年)となった。呉服屋を営み、御用商人でもあった。
 内容は、明和8年(1771)〜安政6年(1859)までの栗橋家の由緒と当時の世相などをつづった「年代記」(日記)2冊の他、文政4年(1821)・天保13年(1842)・明治2年(1869)の「本四丁目人別改帳」各1冊(合計3冊)、町絵図、書状、願書、証文類などがある。